内容説明
イギリスの人と文化がわかる詩空間。『カンタベリ物語』から現代詩までの詩人３０名の詩を読み解く。
目次
英詩の魅力
韻律法について
詩型について
チョーサー
スペンサー
シェイクスピア
ジョン・ダン
ミルトン
ジョン・ドライデン
アレグザンダー・ポウプ〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
viola
10
授業で詩を学んでいるのですが、なんせ詩が全然分からないヽ(;´Д｀)ノので、その対策書？として読みました。まず韻律法、ソネットやオード、バラッドについての説明があるのが嬉しい。章ごとに1人の詩人、というスタイルでチョーサー～シェイマス・ヒーニーまでが詩人の人生、一部の詩も含め載っています。現代詩人なんて聞いたこともない方が多いですが、そこまで網羅されているのが凄い。この『～を学ぶ人のために』シリーズは分かりやすいものが多くていいですね。しかし、一読した程度では誰が誰だったのか分からなくなりがち・・・。2011/04/26
柳絮
0
技法であるよりかは、著名な詩人についての記述が圧倒的に多く、詩人への記述に交えて技術的なこともかかれるが補助的。まったくのさらから詩を学ぶ人よりは、あてもなく見つけた詩を読む時期を過ぎた初心者が次に何を読むのかを見つけるのに丁度よく、それぞれの作者の作風の裏がかいつまんで見て取れる。歴史を追ってはいるがそれを主として利用するのも違い、むしろ美術カタログのような本。2011/12/19
