内容説明
近代日本を代表する思想家16人を取り上げ、それぞれがどのように西洋の思想を受容し、それと対決し、独自なものを生み出していったかを、著作に即して明らかにする。
目次
1 西洋思想との出会い(「哲学」との出会い―西周;西洋文明の選択―福沢諭吉;「日本古より今に至る迄哲学無し」―中江兆民 ほか)
2 西洋思想との対決(純粋経験・場所・絶対弁証法―西田幾多郎;時と永遠への思索―波多野精一;行為的自覚の哲学―田辺元 ほか)
3 東洋の思惟(英語でアジアと日本の運命を考えた思想家―岡倉天心;仏教的伝統の回復―清沢満之;霊性と即非―鈴木大拙 ほか)