内容説明
本格的な国際化時代を迎えた今、「日本社会と外国人・異民族、日本文化と異文化」という古くて新しいテーマに社会学的な視点から迫る。
目次
1 エスニシティ問題の現在(都市国際化と「民族関係」;外国人労働者と都市下層;留学生;インドシナ難民―姫路定住促進センターの経験を通して考える)
2 日本社会とエスニシティへの視角(近代日本のエスニシティ観―新聞の朝鮮〈人〉報道を手掛かりに;日本における外国人労働者論議の“死角”;在日朝鮮人研究における〈実践倫理〉の要請;多言語性と多文化性;異人・非人・外人・人間―日本人のウチとソト)
3 日本におけるエスニシティの社会学に向けて(人権と市民権の新しい問題領域;定住マイノリティのアイデンティティと権利―ヨーロッパの視点から;国家・言語・宗教・慣習―東南アジアからの視点;エスニシティの社会学に向けて)