出版社内容情報
しーんと しずまりかえったよるに、こぶたが おうちで たったひとりで本をよんでいると…パッとでんきがきえて、あたりはまっくら。そのとき、ギギギィ~と…
夜に部屋の電気が急に消えて、ドアが開いてだれかが歩き回る音が聞こえてきたら、おとなでも怖い! これは本の話? 夢? それとも……音だけの怖さ(と、おかあさんに見つかる怖さ??)は、作者のきむらゆういちさんご自身の体験だそうです。洗練された色使いが素敵な殿内真帆さんの絵は、細かな部分まで切り張りで表現されていて、まさに想像力をかきたてられる1冊です。
内容説明
しーんとしずまりかえったよるに、こぶたがおうちで、たったひとりで、ほんをよんでいると…パッとでんきがきえて、あたりはまっくら。そのとき、ギギギィ~と…
著者等紹介
きむらゆういち[キムラユウイチ]
東京都生まれ。多摩美術大学卒業。『あらしのよるに』(講談社)で講談社出版文化賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yumiha
39
ホラーが苦手の私のような子豚さん。怖いって思っていると、その妄想が広がって、よけいに怖くなってくるという悪循環は、経験上よ~く分かりますとも。ラストのオチは、ほぼ予想通りだったけど。2021/02/01
ヒラP@ehon.gohon
35
殿内真帆さんの絵が最高に活きています。 緊張感の高まりと脱力の繰り返しで、眠気もすっ飛ぶような迫力です。 最後のところは、願いと期待をこめてページを開けました。 やっぱりという安堵感に救われましたが、お休み前に読んだら悪夢にうなされそうですね。 シンプルなだけに、迫り来るものがありました。2021/01/06
鴨ミール
33
きむらゆういちさんの絵本。絵は、パンツはながれると同じ殿内真帆さん。コラージュなのかな?3分で読み終わるので、パンツ〜と一緒に読めそうです。2023/06/17
anne@灯れ松明の火
32
新着棚で。殿内真帆さんのスタイリッシュな表紙に惹かれて。電気が消えて、まっくら。そのとき、ギギギィ~……! オチは何となく読めるけれど、ドキドキが続いて、子どもたちは楽しめるかな。2019/10/25
ほんわか・かめ
27
怖い怖い。でも3度目にちゃんと安心させてくれる王道の展開。暗い部屋に忍び寄る影の形から想像するのも楽しそう。殿内さんの絵は海外絵本っぽいね。〈2019/鈴木出版〉2023/02/27