目次
第１章 冷戦への序章
第２章 冷戦の本格化と対日占領政策の転換
第３章 アジアの冷戦と対日講和
第４章 対中禁輸と日本の経済自立
第５章 独立日本に対する不安
第６章 冷戦の変化と“１９５４年の危機”
第７章 ある“ジャパン・ロビー”
第８章 米国の通商政策と日本
第９章 “アジアのシニア・パートナー”を求めて
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
省事
2
1950年代アメリカ対日政策史研究の古典。何度も読み返しているが、内外政の連関、地域政策と対日政策、安全保障、経済、その他のファクターを手際よく整理した議論のバランスの良さに改めて感服させられる。この時期については未だにこの本（＋細谷千博編『日米関係通史』の著者執筆部分くらいか）を読めば大体わかるという印象は変わらないが、30年前なので当時史料については制約も大きい部分もあったので、その辺をアップデートし注を付した増補改訂くらいやってほしい一冊。2017/12/03
