エモーショナル・デザイン―微笑を誘うモノたちのために

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エモーショナル・デザイン―微笑を誘うモノたちのために

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  • サイズ B6判/ページ数 336,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784788509214
  • NDC分類 501.8
  • Cコード C1011

出版社内容情報

 ・・・・・・1980年代に『誰のためのデザイン?』を書いていたとき、私は情動を考慮に入れていなかった。悪いデザインに対して怒っていたというのに、すべては論理的で、冷静なやり方で、役に立つこと、使いやすいこと、機能、形態などに取り組んでいた。だが今、私は考えを変えた。なぜか。科学の進歩によって、脳に対する理解、情動と認知がいかに緊密に絡み合っているかについての理解が進んだ事もその一因である。我々科学者はいまや、情動が日常生活においていかに大切か、いかに価値あるものかを理解している。たしかに、役に立つことや使いやすいことも重要だ。しかし、おもしろさと楽しみ、喜びと興奮、そしてそう、不安と怒り、恐れと激怒がなければ、人生は完全とは言えないだろう。(「プロローグ」より)

内容説明

本書は、人間の認知と情動を科学的に理解することが製品のデザインにどのような影響を与えるか、という著者の研究の成果を書いたものである。

目次

第1章 ものの意味(魅力的なものの方がうまくゆく;情動とデザインの多面性)
第2部 デザインの実践(デザインの三レベル―本能、行動、内省;娯楽とゲーム;人、場所、もの;情動をもつ機械;ロボットの未来)

著者等紹介

岡本明[オカモトアキラ]
慶応義塾大学工学部電気工学科卒。工学博士、社会福祉士。(株)リコー勤務を経て、筑波技術短期大学障害者高等教育センター教授。認知工学、障害のある人のための情報機器に関心をもつ。誰もが参加できる社会づくりに貢献したいと考えている。ヒューマンインタフェース学会、電子情報通信学会、日本認知科学会、日本生態心理学会、日本リハビリテーション工学協会、ACMほかに所属

安村通晃[ヤスムラミチアキ]
東京大学理学系大学院博士課程満期退学。(株)日立製作所中央研究所勤務を経て、慶応義塾大学環境情報学部教授。理学博士。実世界指向インタフェース、障害者支援、ユビキタスコンピューティングなどに関心をもつ。ヒューマンインタフェース学会、日本ソフトウェア科学会、情報処理学会、日本認知科学会、日本教育工学会、ACMに所属

伊賀聡一郎[イガソウイチロウ]
慶応義塾大学大学院政策・メディア研究科博士課程修了。博士(政策・メディア)。(株)リコー研究開発本部勤務。インタラクティブシステム、インタラクティブアートなどに興味をもつ。情報処理学会、ヒューマンインタフェース学会、ACM他に所属

上野晶子[ウエノアキコ]
お茶の水女子大学人間文化研究科発達社会科学専攻博士前期課程修了。人文科学修士。健康心理学会、小児保健学会に所属
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

小木ハム

13
情動反応を起こさせるデザインについての本ですが、扱う範囲は外観だけに留まらず①本能、②行動、③内省の三つのレベルに分けて人とモノのインタラクション(相互作用)を講じている。表紙の謎のオブジェクトはジューサーらしいのだが、表面が金メッキされていて普通に使うと錆びる。作者は言う『このジューサーはレモンを絞るためのものではありません。会話を始めるためのものなんです』行動レベルでは死んでいるが、友人や恋人に"説明する楽しみ"を与えてくれるという点で内省レベルを満たすアイテムなんだそう。デザインは奥が深い。2019/07/11

月世界旅行したい

9
実際これらを有効にデザインするのは必然性だけで作るより難しそう。面白さの力は必然性と比べて、とても弱いものだから。2015/01/19

roughfractus02

7
A・ダマシオらの脳の情動説をデザインに持ち込む著者は、3つの処理レベル(visceral[本能的]、behavioral[行動的]、reflective[内省的])を区別し、情動的なデザインを行動レベルの機能性として抽出しつつ様々な図版で説明を試みている。一方、情動を持つロボットの議論に、通常は生命体に用いられる「本能的」なる語に違和感を感じる読者は、著者が学術論文で用いる3つのR(reactive、routine、reflective)の、神経反応レベルを表すreactiveに置き換えるとわかりやすい。2019/01/12

marukuso

2
洗練されたデザインには本能レベル、行動レベル、内省レベルで訴えかけてくる。これら3つを調和させたデザインが優れたデザインである。想い出など、個人的な経験が情動を喚起し、デザインと美醜を結びつけるようだ。2023/06/20

MO

2
ヒトは道具を使うときに、その使い勝手だけではなく、如何に外見的な魅力が影響しているかと言うこと。「本能的デザイン→外観、行動的デザイン→使うことの喜びと効用、内相的デザイン→自己イメージ、個人的満足感、思い出」と三つの柱に分けた論旨は納得がいく上に、デザインの総合的な魅力を考える上で一つの指標になります。2019/09/17

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