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出版社内容情報
日本型経済・社会システムの有効性が問われている。いうところの日本型システムとはそもそも何か,それは専ら特殊日本的なローカルシステムか,それとも世界に通じる普遍性をもつのか。問題点を総合的に追求した国際日本文化研究センターの共同研究。
・「This is 読売」98.7月号 松原隆一郎氏評
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【関連書籍】
『 競争の社会的構造 』 ロナルド・S・バート著 (定価4830円 2006)
『 利他性の経済学 』 舘岡康雄著 (定価2940円 2006)
『 会議の科学 』 岡本浩一ほか著 (定価2625円 2006)
【新 刊】
『 資本主義黒書 資本主義経済との訣別 』 R・クルツ著 (上巻6930円 2007.5月 下巻6月予定)
内容説明
本書は日本型システムを、世界の中で十分通用する普遍性を備えた、主体的な社会システムとして捉え直せるのではないか、そのためには、どのような方法論的なパラダイム・シフトが必要か、またどのような文化的・社会的基盤ないし文明構造がその普遍性を支えているのか、といった問題を追究する。
目次
第1部 日本型システムをどうとらえるか―その比較特性(日本型システムの成立基盤とその機能・構造的特質;「普遍性のイデオロギー」を越えて;普遍的説明と文化的説明;「文明」の問題と「文化」の問題―トランスナショナルな諸問題への二つの視角 ほか)
第2部 日本型システムは何を基盤にしているか―その文化特性と多様性(外来文明と日本文化;関係体と仲間意識;多様なモデルの構造的理解―日本型システムの位置づけのために;アイデンティティの群雄割拠―新しい「日本的」伝統の発明に向けて ほか)