内容説明
現代の〈詩学〉と〈言葉〉の問題を根底的に問うて近代的知の様態の探察を試みる著者の成果をすぐった第一評論集。
目次
第1部 (無の美―西脇順三郎論1;自然と反自然―西脇順三郎論2;そして詩は今どこに?―富岡多恵子試論;言語の中より言語の外へ―富岡多恵子論2;〈呼吸語り〉から〈生き語り〉へ―富岡多恵子論2;隠喩の消滅)
第2部 (ロレンスとジョンの黙示録;自然の両義性―ロレンスの『アポカリプス』;彷徨する存在の牧者―サミュエル・ベケット序;二重の非知について―サミュエル・ベケット1;あ・い・だの詩学―サミュエル・ベケット2;ポスト・モダン戯法叙説)