感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
陽@宇宙望遠鏡⭐︎星と宇宙
20
「ミー君の命の館」の星に生きたい。「物事に動じないタフな神経と優しい心の持ち主だけが未知の空間の荒野で最後まで生き残る事ができる」宇宙飛行士もきっとそうなんだろう。私もそんな風に生きていけるかな。感受性の強さや繊細さと不動の心は共存することは出来るのだろうか。「メーテルは金メッキしてないけど宇宙で一番きれいだと思うよ」鉄郎の無邪気さが羨ましい。2016/02/23
紫伊
11
「自分で選んでおいてあとでグチや不平を言うやつは一番卑怯なやつだと私は思うのさ」(ウラトレスのネジの山) 「気力があっても…勇気があっても…夢や希望の光が胸の中でいくら燃えていても…どうにもならない人もいる…… 生まれた惑星の限られた世界…小さな天と地の牢獄の中で一生を終えるしかない人たちもいる……」(霧の都のカスミ)2016/03/11
あなた
9
必ず各回、ナレーターが最後をしめるのだが、「鉄郎は思うようになった/メーテルのしあわせにくらせる所へ行けばそれでいいと・・・/機械の体なんかそのあとでいいと・・・」。なんか、って。この語調の乱れ方。ナレーターも、語ってるうちに二人の旅に思い入れが出てきてるね。2009/07/25
にゃむこ@読メ11年生
8
生身の肉体を得たい機械化人と機械の体を手に入れたい鉄郎との相反する思惑が、鉄郎とメーテルの途中下車する惑星ごとに交錯する。ここまできて、機械化した人間のデメリット面が目立ってきたかな。機械化人たちが身を持って鉄郎に生身の人間であることの素晴らしさを訴えている気がする。2014/05/05
HIRO1970
5
昔、読みました。2005/01/01