出版社内容情報
源氏物語を本当に味わうためにはどうすればよいかの工夫が満載。
見開きで一組の構成。原文・現代語訳を右ページ上下に、左ページには鑑賞と一語を掘り下げた小論文が。
雑誌版「国文学解釈と鑑賞 別冊」からの待望の書籍増補版。(雑誌版は一月に第21巻「常夏・篝火・野分」が刊行予定)
目次
桐壷を読む(影印本を読む―明融本「桐壷」;原文)
論文(日知りの裔の物語―『源氏物語』発端の構造;源氏物語の後宮―桐壷・藤壷・弘徽殿;桐壷巻の高麗相人予言の解釈;『源氏物語』の「前坊」をめぐって―付・物語前史を読むことについて;長恨歌絵について;誕生における祈祷)
対談―源氏物語の問題点
中世源氏学から見た桐壷巻―桐壷巻研究小史
著者等紹介
鈴木一雄[スズキカズオ]
十文字学園女子大学学長
神作光一[カンサクコウイチ]
1931年千葉県生まれ。1961年東洋大学大学院文学研究科博士課程満期退学。現在、東洋大学教授。専攻平安朝文学
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