感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
夜間飛行
58
社会を対称生物(クラゲ等)と分節生物(エビ等)に準えるなど、特定分野の厳密な思考が他分野へ飛躍する所が面白い。これは遺伝学者の父から受け継いだ《科学の枠組みは分野を超える》という発想からくるものらしく、冒頭で語られる創世記の、混沌から秩序が現れる世界観とも関っていそうだ。原理とは、説明不能の秩序に対して人間が「本能」「引力」などと名づけたものなのだそうで、本書の目的は個々の現象をそうした知の本源へと《架橋》することにあるとしている。進化論や遺伝学に学習理論を取り込んだダブルバインド説の裾野の広さに驚いた。2017/07/02
ゆうちゃん
2
科学と人文学をミックスした境地より、普遍的なものからマニアックなテーマまで論考がアソートされており興味をそそられる内容。2023/07/06
ころすけ
0
★★☆☆☆2017/11/20