内容説明
キャヴァリ=スフォルツアが提起した問題は、政治・社会・科学にとって重大な意義をもつ。いつどこで我々は進化したか。どのようにして人類は諸大陸へひろがったか。どのように文化の革新が人類集団の増加と広がりに影響したか。どんな関係が言語と遺伝子の間に存在するか。インフォマティックス(高度の情報処理)という最新の学的方法によって、個別科学の限界をこえ、この10万年の人類史をとらえなおした名著の待望の要約版。
目次
第1章 遺伝子と歴史
第2章 森のなかの散歩
第3章 アダムとイヴ
第4章 遺伝子と技術革新の地理
第5章 遺伝子と言語
第6章 文化の伝達と進化
著者等紹介
キャヴァリ=スフォルツア,ルイジ・ルカ[キャヴァリスフォルツア,ルイジルカ][Cavalli‐Sforza,Luigi Luca]
1922年ジェノヴァ生まれ、ケンブリッジ、パルマ、パヴィアの各大学で教えた。現在はスタンフォード大学の遺伝学講座の名誉教授
赤木昭夫[アカギアキオ]
1955年東京大学文学部英文学科卒業。1955年NHK入局。1971年NHK解説委員。1990年慶応義塾大学環境情報学部教授。現在、放送大学教授
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