内容説明
本書は、コンパイラ設計における主要な話題を広範囲にわたって、深く掘りさげて解説する。
目次
１ 概説
２ 簡単な１パスコンパイラ
３ 字句解析
４ 構文解析
５ 構文主導翻訳
６ 型検査
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
つるたん
2
再読。一度目では構文主導翻訳や型検査あたりの理解度があまり高くなかったが二度目でかなり理解できるようになった。普段何気なく使用している言語も高度な型検査・最適化・エラー回復の技術を元に作成されているのだとこの本を通して痛感させられた。ただまだ構文解析のLR構文解析(特に正準LRとLALR)の理解度がまだ高くないのでもう一度時間を作って読んでみたいと思う。2021/01/02
つるたん
2
かなりの分厚さになかなか読む気になれなかったが重い腰をあげて読んでみた。いかにも難しそうな見た目をした本であるが書いてある内容は非常に分かりやすく、名著といわれるだけのことがあると感じられた。この本はパート1とパート2に分かれており、パート1では字句解析・構文解析・構文主導翻訳・型検査といわゆるコンパイラのフロントエンドについて解説した内容となっていた。それぞれの章で最後のほうになってくると、前半に出てきた単語を思い出さないと解けないようなアルゴリズムが多く、一度読んだだけでは理解できないので再読する。2020/12/18
