出版社内容情報
岸田國士戯曲賞受賞『蒲団と達磨』から27年。続編として書き下ろされた戯曲。舞台では夫を風間杜夫、妻を小泉今日子が演じる。
岸田國士戯曲賞を受賞した『蒲団と達磨』から27年。
その続編として書き下ろされた戯曲『家庭内失踪』。
結婚して家を出ていた先妻の娘かすみが、なぜだか夫を残して、実家に戻ってきている。
かすみの父であり雪子の夫でもある野村は、もはや歳ゆえに満足に性生活が送れていないことに苦悩している。いっぽう、ある日妻の元から突然失踪し、しかもその妻を近くから監視する夫・望月。このふたりの夫、野村と望月は、方法論は違えども、女房にとって自分はどんな存在なのかを確かめたいと思っているのだ。
【著者紹介】
劇作家、演出家、俳優。1952年長崎県生まれ。
自由劇場、東京乾電池を経て「竹中直人の会」「タ・マニネ公演」等、
様々なプロデュース公演で活動する。
1989年『蒲団と達磨』で岸田國士戯曲賞、1994年『こわれゆく男』『鳩を飼う姉妹』で紀伊國屋演劇賞個人賞、
1998年『テレビ・デイズ』で読売文学賞、
映画『東京日和』で日本アカデミー賞優秀脚本賞を受賞。
内容説明
岩松了36歳の作『蒲団と達磨』(第三十三回岸田國士戯曲賞受賞作品)後日談。27年を経ての書き下ろし!風間杜夫&小泉今日子出演のM&Oplaysプロデュース舞台(2016)の脚本。