出版社内容情報
グローバル化するアジアの漁業地帯を歩く。
内容説明
ここ十数年、毎年のように島嶼東南アジアの海辺を歩いてきた。マングローブ湿地や延々と続く砂浜海岸、サンゴ礁の小島で、小規模な漁業を営む多くの人びとに出会った。彼/彼女らは、海の利用方法や生活様式など、様々なことを私に教えてくれた。…荷物はそれほどいらない。フィールドノートとボールペン、メジャーとばねばかりを携えて、「東南アジアの魚とる人びと」に出会う旅に出かけよう。
目次
東南アジアの漁業を読みとくキーワード
1 越境と資源管理(マラッカ海峡の越境漁;漁業者の知恵)
2 アジアをつなぐ人とモノ(アジアの活魚流通;マレー半島・塩干魚紀行)
3 漁業地域の変貌(変わる海口;干潟漁業の二〇年)
著者等紹介
田和正孝[タワマサタカ]
1954年兵庫県生まれ。1981年関西学院大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。博士(地理学)。関西学院大学文学部教授。漁業文化地理学専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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