日本の“中央ユーラシア”政策―トゥーラン主義運動とイスラーム政策

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  • サイズ A5判/ページ数 265p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784779126215
  • NDC分類 319.102
  • Cコード C0022

出版社内容情報

忘れられた対外政策と知られざるトゥーラン主義運動!



日露戦争以後の戦前・戦中期の対外政策論は、

南進論と北進論に大きく整理されるが、

東西に向かうベクトルがあったことは忘れがちである。



西欧の白人主導の帝国主義の時代、

アジア系民族出自のハンガリーで形成された

トゥーラン主義

(民族的にはオスマン帝国のトルコ人、ソ連治下の中央アジアに

おけるタタール人などのテュルク系の人々、

ハンガリーのマジャール人、フィンランドのフィン人、

モンゴル人、満洲人、朝鮮人、そして日本人が含まれるとされた)

を受け入れた軍人の一部とアジア主義を掲げる知識人や活動家が

トルコやソ連邦内のイスラム系民族との交流を深め、

日本の影響力をユーラシア大陸全体に広げようと様々な運動を

展開した。

本書は、その知られざるトゥーラン主義運動の全貌と

イスラム政策のあり方を検証する労作である。

内容説明

忘れられた対外政策と知られざるトゥーラン主義運動!日露戦争以後の戦前・戦中期の対外政策論は、南進論と北進論に大きく整理されるが、東西に向かうベクトルがあったことは忘れがちである。知られざるトゥーラン主義運動の全貌とイスラム政策のあり方を検証する労作。

目次

序論
第1章 テュルク系ムスリムと日本との接触
第2章 日本におけるトゥーラン主義運動の前段階
第3章 日本へのトゥーラン民族運動の移入
第4章 トゥーラン運動の再開とアジア主義的な展開
第5章 トゥーラン主義運動と「回教政策」との接合
第6章 「回教政策」と日独による世界新秩序構想
結論

著者等紹介

レヴェント,シナン[レヴェント,シナン] [Levent,Sinan]
1983年トルコ共和国生まれ。2014年早稲田大学大学院アジア太平洋研究科博士課程修了。博士(学術)。専門、日本政治外交史。現在、アンカラ大学言語歴史地理学部助教授。東洋大学アジア文化研究所客員研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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BLACK無糖好き

18
著者はトルコ人研究者で、本書は早稲田大学の博論が元。日本陸軍の対ユーラシア政策については田嶋信雄教授の『日本陸軍の対ソ謀略』が詳しいが、本書は白人の優越性を謳うアーリア主義に対する対概念としての東洋の民族主義的概念であるトゥーラン主義が20世紀前半日本に流入し、満州国建国後の回教政策に飲み込まれていく過程を示している。北川鹿蔵のトゥングース民族理論や野副重次の経済ブロック論が日本のトゥーラン理念に反漢族論の根拠を与えたという。民間運動家と軍部との間を架橋した林銑十郎の役割もポイント。2020/11/26

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