内容説明
自分のからだをどこまで知っていますか。生物進化の過程で獲得した、驚くほど巧みで機能的なシステムのすべてを、わかりやすく紹介する楽しいからだ入門。
目次
1 卵細胞の解体新書―生命の始まり
2 過去をちりばめたパッチワーク―モザイク状をした女性染色体
3 腟の微生物エコシステム―その清潔さはヨーグルトと同じ
4 クリトリスの進化適応論―臨機応変なもうひとつの脳
5 子宮と生理機能―生物進化の最高傑作
6 子宮内部は製薬工場―解明が待たれる分泌プログラム
7 乳房をめぐる考察―美しさに秘められた謎
8 母乳は聖なる水―自然の完全食品
9 卵巣フェロモンの誘惑戦略―実りの妖精に出会う場所
著者等紹介
アンジェ,ナタリー[アンジェ,ナタリー][Angier,Natalie]
科学ジャーナリスト。「ニューヨーク・タイムズ」紙に生物学の記事を寄稿している。彼女の記事は、ピューリッツァ賞、ルイス・トマス賞など、数々の栄誉に輝き、その評価はきわめて高い。現在、メリーランド州に家族と住んでいる
中村桂子[ナカムラケイコ]
JT生命誌研究館館長。生命科学者
桃井緑美子[モモイルミコ]
翻訳家
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。