内容説明
け、けろこさん、ぼくたちまけそうです…こいたろうくんかめぞうさんはけろこさんをまつことができるのか!?はたして3にんのゆうじょうは!?かがくいひろしが贈る、人情・ユーモアてんこもり!絵本。
著者等紹介
かがくいひろし[カガクイヒロシ]
1955年東京生まれ。東京学芸大学教育学部美術学科卒業後、学校勤務のかたわら、人形劇の活動や紙を使った造形作品の制作、発表を行う。第13回紙わざ大賞展準大賞受賞。第27回講談社絵本新人賞を受賞した『おもちのきもち』で絵本作家デビュー。千葉県在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Kawai Hideki
98
大きなイチゴのケーキを前にして、コイのこいたろうとカメのかめぞうさんががまんを貫くお話。なぜ、おあずけになっているかというと、カエルのけろこさんが、買い物にいっているから。ケーキの誘惑に勝てないこいたろうに対し、義侠心の強いかめぞうが引き止めるも、こいたろうが、イチゴ、クリーム、スポンジのディーテイルを実に魅力的に描写するうちに、かめぞうも誘惑に陥落するのであった。台所にフォークを取りにいく二人を止めたのは...。けろこさん、一枚上手である。そして、オチがわかると、タイトルページの絵の意味もわかるのであっ2015/03/29
yanae
71
お気に入りさんのレビューから♡だるまさんシリーズのかがくいさんに最近子供がおおはまり。この我慢のケーキも食いつきまくりでした。大人が読んでも笑っちゃう。こいたろうの欲望に忠実なところ♡かわいすぎる!口のびてるし(笑)かめぞうものせられるし。ふたりでけろこさんの手紙読んでるところなんかかわいすぎ♡そしてけろこさんのビジュアル!!!かわいいおもしろい一冊♡けがくいさんもっともっと作品かいてほしかったなぁ…。2019/06/17
yomineko@猫と共に生きる
69
テーブルにあるおいしそうなケーキ。我慢できない鯉のこいたろうは唇をズズズーっと伸ばしたが、亀のかめぞうに叱られる。が、かめぞうだって食べたくって我慢出来ない!そこでフォークとナイフを取りに行ったが、ふと見ると、冷蔵庫にけろ子ちゃんからのお願いが。それを見た二人、、、けろ子ちゃんがとっても美人🐸まつ毛長いのよ~😊2023/12/13
うしこ@灯れ松明の火(文庫フリークさんに賛同)
69
こいたろうさんと、かめぞうさんは、買い物に出かけたけろこさんが帰ってくるのを待っています。そう・・おいしそうなケーキを目の前にして・・。コミカルな絵が良かったです。早くケーキが食べたいという、こいたろうさんの気持ちがひしひしと伝わってきました。読了後は何だか私までイチゴのケーキが食べたくなっちゃいました。★★★2013/04/25
つくよみ
64
図書館本:美味しそうな苺のホールケーキを前に、お預け状態のこいたろう(鯉?)と、こいたろうに目を光らせて、買い物に出たけろこさん(蛙?)の帰りまで待たせるかめぞう(亀?)ケーキを食べたくて食べたくて我慢なら無いこいたろうは、あの手この手の屁理屈をこねて、かめぞうを言いくるめようとするが・・・?駄々っ子のこいたろうのアクションがいちいち可笑しい作品。ついに懐柔されたかめぞう。ケーキの運命を決めたのは、冷蔵庫に止められていた一枚のメモ。それを止めていたマグネットが、また可愛い♪2013/11/02