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内容説明
図書館は本を貸し出すだけの場所じゃない!レファレンス現場の「ジグザグ」な実態を描く名著、『ある図書館相談係の日記』を大幅に増補復刊。
目次
はじめに―相談係の1日
ある図書館相談係の日記(はじめに;1988年(昭和63)9月 ほか)
思い出に残るレファレンス相談質問事例(東京室での事例から;社会科学室での事例から ほか)
解説対談 レファレンスの理論と実践、そしてこれから(『ある図書館相談係の日記』成立前史;「でもしか司書」からの脱却 ほか)
参考(東京都立中央図書館参考課相談質問・回答件数;東京都立中央図書館資料部参考課回答事務処理基準とマニュアル ほか)
著者等紹介
大串夏身[オオグシナツミ]
東京都出身。早稲田大学文学部卒業後、1973年東京都立中央図書館に司書として勤務。1980年から85年財団法人特別区協議会調査部、その後、1993年東京都企画審議室調査部から昭和女子大学に勤務。現在、昭和女子大学名誉教授。文部省地域電子図書館構想検討協力者会議委員などの委員等を多数つとめる。著作多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Nobuko Hashimoto
27
てっきり今のレファレンスものかと思いきや、80年代のもの。当時の都立中央図書館のレファレンス業務がいかに激務かはよくわかったが、利用者を悪く言う記述も多くて、今わざわざ復刊した意味が最後までよくわからなかった。対談の中に、図書館ものは図書館が買ってくれるから出せばそこそこ売れるというような記述があったが… 書店業界ものにも感じることの多い、身内向けということかな。2023/11/15
Moca
19
図書館司書として働く方にオススメの本である。 この本書を読んで色々参考になった。 レファレンス業務はほとんど電話対応で大変である(業務によって部門に分かれる図書館によるが)。 最近では、インターネットが普及してきたので、『レファレンス事例』や『カリール』等のデータベースが利用するようになって、インターネットで調べる方も多くなってきている。
とある内科医
18
図書館より。 図書館司書による日々のレファレンスの記録、あるいは格闘の様子。1988年の日記で、カードというシステムを知らないが、利用者への対応という点では今でもサービスの本質は変わらないのだろう。 読み手としては、「上司を出せ」「(大学教授の名刺を出して)書庫に入れろ」などと怒る利用者と、自分の仕事で稀に出会う怒る患者家族とが重なってモヤモヤとした。 司書と利用者とでは、時に特定領域の知識量で後者が上回るだろうが、医師と患者とでは原則として圧倒的に情報は非対称である。その差を更に広げねば、と…2021/10/09
チェアー
15
うーん、ネット時代に残るレファレンスについて読みたかったので、ちょっと期待はずれ。実例は88年から89年にかけてのレファレンスで、いまならネットで8割程度はわかる情報だ。そういう時代で人の「わからない」ということに人としてどう対応すべきなのか、ということが読みたい。機械でできないことは何なのかを知りたい。2020/01/13
あや
9
【図書館】2019/12/28