蒐める人 - 情熱と執着のゆくえ

個数:

蒐める人 - 情熱と執着のゆくえ

  • 出版社からのお取り寄せとなります。
    入荷までにおよそ1~3週間程度かかります。
    ※商品によっては、品切れ等で入手できない場合がございます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷までの期間】
    ■通常、およそ1~3週間程度

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆上記期間よりも日数がかかる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆品切れ・絶版等により入手できない場合がございます。
    ◆品切れ・絶版等の確認に2週間以上かかる場合がございます。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • 店舗受取サービスはご利用いただけません。

  • サイズ B6判/ページ数 261p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784774406589
  • NDC分類 024.9
  • Cコード C0095

出版社内容情報

蒐集の情熱と、快楽と、困惑のはざまで揺れる9人へのインタビュー集

自分がやらなきゃ、誰がやる? ひたすら集め、しつこく集め、記録する……
本好き・本屋好きに愛された書物雑誌『sumus』(スムース・1999年〜)に掲載されたインタビューを中心に、佐藤真砂(古書日月堂)さんへのインタビューと、都築響一さんとの対談を新しく収録。

※本書は南陀楼綾繁著『編む人 ちいさな本から生まれたもの』(ビレッジプレス)の姉妹編です。一緒に読んでいただくと、より一層お楽しみいただけます!

目次
はじめに

本は世間に還元するもの――稲村徹元
江戸川乱歩『貼雑年譜』ができるまで――戸川安宣+花谷敦子
『日曜研究家』と昭和庶民文化研究――串間努
何者にもならぬ法――河内紀
私の見てきた古本界70年――八木福次郎
古本屋という延命装置――佐藤真砂
いかにして古本好きになったか――南陀楼綾繁
巻末対談「人の話を記録する」ということ――都築響一×南陀楼綾繁

おわりに――〈蒐める人〉失格の弁

著者紹介
南陀楼綾繁(なんだろう・あやしげ)
1967年、島根県出雲市生まれ。ライター・編集者。早稲田大学第一文学部卒業。明治大学大学院修士課程修了。出版、古本、ミニコミ、図書館など、本に関することならなんでも追いかける。2005年から谷中・根津・千駄木で活動している「不忍ブックストリート」の代表。各地で開催される多くのブックイベントにも関わる。「一箱本送り隊」呼びかけ人として、石巻市で本のコミュニティ・スペース「石巻まちの本棚」の運営にも携わる。本と町と人をつなぐ雑誌『ヒトハコ』(書肆ヒトハコ)編集発行人。著書に『ナンダロウアヤシゲな日々』(無明舎出版)、『一箱古本市の歩きかた』(光文社新書)、『町を歩いて本のなかへ』(原書房)、『編む人』(ビレッジプレス)、『本好き女子のお悩み相談室』(ちくま文庫)などがある。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

へくとぱすかる

61
古本を中心にして、編集・制作サイドの人々にも話を聞いたインタビュー集。乱歩の「貼雑年譜」の復刻が、きちんと採算を考えて進められたことに爽やかさを感じる。古本界70年、有名作家とも知り合いだった八木氏の思い出話が貴重。古本を集める執念の記録は多いが、手放すことや、後の世代に渡していく考えが1冊全体を流れていることには、ひとつの突き抜けた感覚がある。2019/03/21

阿部義彦

16
一箱古本市の発起人、南陀楼綾繁さんが物を蒐める事に取り憑かれた人々にインタビューをして出来上がったのがこの本です。江戸川乱歩さんの「貼雑年譜」を限定復刻(定価30万円!!)した人の話が圧巻でした。巻末の都築響一さんとの対談もリラックスしてお互いに言いたいことを言い合っていて凄く得した気分です。皆さんそれぞれに業が深い方ばかりで読メの仲間も共感して貰えるかと思います。2018/08/11

Susumu Kobayashi

10
編者を含めて8名のインタヴューと、巻末に編者と都築響一との対談が収録されている。古本界の重鎮八木福次郎のインタヴューは貴重。古書日月堂店主のインタヴューも面白かった。しかし、なんといっても帯の「自分がやらなきゃ、誰がやる?」という言葉が圧巻。そう、何でもそう思って、勝手に自分で使命感を持ってやったら、たいていのことは成し遂げられるのではないかと、今では思っている。2021/07/24

qoop

6
著者曰く〈愛憎入り交じった本との因縁を引きずって生きている人たち〉へのインタビュー集とのことだが、一読して頷ける内容だった。確固たる自分の価値観に基づいた蒐集、復刻、販売など、世評にとらわれない趣味の形/仕事ぶりはまさしく当人の生き様そのもの。そのこじらせぶりは清々しさを覚えるレベル。僕程度は蒐める必要などない、いっそのこと整理しようと思わせられた。2018/09/22

Lulo

4
職場の回覧で紹介されていたので読んでみた。 わたしは古書など買ったことないので、へぇ、そんな人もいるのかと。 中で、ただ知識を得るだけで楽しい、だから色々な方面を突き詰めるような形で読書する、という話があり、わかるわかる、と思った。 世間では、読書は尊いもののようになっていて、読書の習慣があるだけで偉いねと言われるが、読む当事者にはそういう言葉は余計だったり、むしろ不快だったりして。 読書の好み、立ち位置は人によって違っていいんだということが実感された。 最後の出版界への考察、なかなか興味深い。2019/03/24

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/13030620
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。