Ｓｏｆｔｗａｒｅ Ｄｅｓｉｇｎ ｐｌｕｓシリーズ ポートとソケットがわかればインターネットがわかる―ＴＣＰ／ＩＰ・ネットワーク技術を学びたいあなたのために

小川 晃通【著】

技術評論社（2016/12発売）

• サイズ A5判／ページ数 261p／高さ 22cm
• 商品コード 9784774185705
• NDC分類 547.48
• Cコード C3055

出版社内容情報

「楽しく通信技術を学んでみませんか？」インターネットのしくみはどうなっているのか？――スマホなどで当たり前のように使っていますがその仕組みは案外説明できません。本書は『小悪魔女子大生のサーバエンジニア日記』のaicoさんのイラストで解説します。インターネットで使用されている通信プロトコルの1つであるTCP/IPはUnixを土台に進化してきました。「ポートとソケット」とはコンピュータ同士で通信をする際の重要な概念です。これがわかるとサーバがどうやって動いているのか根本からわかるようになります。

内容説明

ＵＮＩＸの「ポート」と「ソケット」を切り口に、インターネットの仕組みをわかりやすく解説。コンピュータどうしがデータをやりとりする様子をポップなイラストで表現しつつ、今話題のクラウドコンピューティングまで紹介。

目次

第０章　インターネットの仕組みをわかりたいあなたへ
第１章　Ｗｅｂを見ているときに起きていること
第２章　インターネットとＵＮＩＸとソケット
第３章　インターネットの仕組み
第４章　ＴＣＰとＵＤＰとポート番号
第５章　ＤＮＳと「名前」
第６章　インターネットのガバナンス
第７章　ネットワークプログラムを書いてみよう！
第８章　ネットワークコマンドの使い方
第９章　ＩＰｖ４とＩＰｖ６の違いとは何か？
第１０章　ＮＡＴはどのようにアドレス変換しているのか？
第１１章　インターネットとサーバの関係

著者等紹介

小川晃通［オガワアキミチ］
１９７６年生まれ。１９９４年に慶應義塾大学環境情報学部入学。同大学の政策・メディア研究科にて博士を取得。卒業後、ソニー株式会社にてホームネットワークにおける通信技術開発に従事。２００７年に同社を退職し、ブログなどでの執筆活動に専念。アルファブロガーアワード２０１１受賞。スポーツとＩＴというテーマでの活動も行う。１９９７年より１９年間、全日本剣道連盟情報小委員会委員として剣道界でＩＴ関連の活動を続ける（２０１６年現在）（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[西条べべる]

インターネットの仕組みとしてポートとソケットについて解説している。部分としての説明が詳しく分かりやすかった。ただ「木を見て森を見ず」ではないが、木に集中していて、あれ？森の中のどの木？みたいに迷子になったりしてしまった。もっと色々と学んでいけば、この本の説明もつながってくるのではないかと思う。良い土台の一部になった気がします。解説図が大変可愛らしく分かりやすかった。カワイイは正義（笑）

2019/06/25

[sab]

Pythonの勉強をしていてソケットという謎の単語が出てきたので勉強した。平易でわかりやすい内容。中盤から略語が多用され、混乱してしまいがちなのでその内容を思い出すためにもメモを取っておくと良い。「おわりに」で筆者も書いているが、初心者が大意を掴むには良い本で、理論的な構成はなんとなく理解できた。しかし中上級者が読むと細かく気になる点が出てくるのだろう。

2021/10/30

[ryo511]

TCP/IPのやさしい入門書。プロトコルを順を追ってわかりやすく解説している。ネットワークプログラムの例もあるのが特徴。HTTP/2やIPv6といった、徐々に採用が進んでいる次世代技術の解説もあるので、「以前勉強したけど、もう一度基礎から見直したい」という人にもオススメ。B+

2017/09/24

[トトス]

8時間ほどで読めました。 DNSの仕組みやネットワークコマンドのおさらいなどできて良かったです。 結構わかりやすく書かれていました。ネットワークはどんなつなぎ方をしているのかを理解しながらアプリケーションがかけるようになりたいと思いました。インフラエンジニアだけでなくソフトウェアエンジニアが読んでも良い本です。ネットワークプログラミングのサンプルコードでTCP/UDPのソケットのつなぎ方などがわかります。C言語なので読めなかったですが、システムコールの説明なども書いてあり、図も絵になって書いてはあります。

2017/01/31

[おおしま]

ネットワーク勉強する時の最初の1冊に最適だと思った

2019/07/02