目次
第1部 日本の近代化とナショナリズム(「開国」と統一国家の形成―横井小楠における尊皇攘夷・大政奉還・天皇制;西洋思想の摂取―明六社の「文明開化」;伝統と近代―「民権」・「国権」論から「愛国」・「汎愛」論へ、政教社を中心に;天皇制国家の確立とキリスト教)
第2部 日清・日露両戦役と「帝国」の形成、憲政擁護運動(明治末期における非戦論の諸相―社会主義とキリスト教;アジア主義―宮崎滔天を例として;『世界之日本』とその同人;大正デモクラシーと政治的近代化)
第3部 政治的破局と「戦後民主主義」(昭和の超国家主義思想と大川周明―同時代中国との関わりを手掛かりに;昭和期の農本思想―有馬頼寧と加藤完治を中心に;矢内原忠雄における中国の影;「大日本帝国」の崩壊と「戦後民主主義」の開花―丸山真男の天皇制ファシズム論)
著者等紹介
西田毅[ニシダタケシ]
1936年生まれ、同志社大学法学部教授
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