内容説明
日本の「近代」を、深い歴史理解に基づいて問い直すとともに、新しい時代に日本の思想がいかなる方向性を示しうるかを、考えるシリーズ第1巻。
目次
第1部 知の座標軸を求めて(日本の哲学?;東アジアと「近代」;批評主義のゆくえ ほか)
第2部 知の座標軸の形成へ(西田幾多郎の思索―深き奥底;歴史と哲学;ヘーゲル、西田、田辺の国家哲学―ヘゲモニーの問題を中心に ほか)
第3部 日本の哲学の可能性(日本哲学の可能性;戦後思想のゆくえ―丸山真男と鶴見俊輔の“欲望”否定/肯定論を超えて;日本の哲学と現代文明のゆくえ―空海、道元、西田、そして地球生態系 ほか)