日本人と中国人 (新装版)

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  • サイズ B6判/ページ数 232p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784770411150
  • NDC分類 361.42
  • Cコード C0095

内容説明

日中友好の上にしか、この本の作者には安住の場所なしという。アジア安寧の源ともなる中国と日本の現状打破に寄せる1冊。

目次

第1章 日本人と中国人に関する一問一答―あなたは一体、どれだけ知っているか?
第2章 脣と歯―つきあいの歴史―中国の古典から見た日本の歴史
第3章 “面子”と“もののあわれ”―決定的なちがいは、日本に黄河がなかったこと
第4章 ことだま―“同文同種”と思いこむことの危険
第5章 “血”と“文明”―日本文明の源は“血統への信仰”にある
第6章 “完全”と“不完全”―バランスを尊ぶ中国人と、アンバランスを好む日本人
第7章 “人間くささ”と“ほどのよさ”―自殺ひとつとっても、これだけのちがいが…
第8章 われら隣人―長短相補う国家、そこに摂理が…

著者等紹介

陳舜臣[チンシュンシン]
1924年神戸生まれ。大阪外語大印度語科卒。61年「枯草の根」で江戸川乱歩賞、69年「青玉獅子香炉」で直木賞受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

クラムボン

12
「日中国交正常化」前夜の1971年、チョットした中国ブームの時期での出版。ただそれには一切触れない。時事に関して触れたのは、三島、安部、石川淳、川端四氏の声明文「中国の文化大革命は学問芸術の自由を侵す」に対する著者の考えを示した時だけ。「政治と文化が密接である中国、別物の日本。中国人には文学者が弾圧を受けても当然だと受け止める歴史がある。」と言う。その他は徹底的に時事ネタを排する。潔いほどだ。日本人と中国人の違いについては、ズバリ本質を突いている。だからこそ50年後の現在でも色褪ないのだろう。2023/04/14

路人

2
1971年に出版された古典、その後の中国と日本の変化にもかかわらず、本書は一読に値する。神の領域と人間の領域、そこからも外れた“もののあわれ”の領域など、新鮮でありながら中国人と日本人の本質を捉えている。2018/03/18

アーク

2
中国人って日本人と外見はさして変わらないのに性格や国民性が全く違うのが分かる。特に中国人は身内以外の他者には全くの無関心なのが日本人との大きな違いだな。その他、考え方や仏教に関するスタンスなど、似て非なる両国民の相違点が本書を読んでよく分かった。中国を毛嫌いする人も多いけれど、こういう本を読んで自分たちとの文化の違いを理解するのも大切だよな、と思った。2017/10/28

takao

0
固定観念を排す2016/09/10

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