ビザンツ帝国史

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  • サイズ A5判/ページ数 752,/高さ 23cm
  • 商品コード 9784770410344
  • NDC分類 209.4
  • Cコード C0022

内容説明

千百年の長きにわたりヨーロッパ、アジア、アフリカにまたがる大帝国として繁栄したビザンツ帝国の始まりから崩壊まで、歴史形成に最も重要な政治・社会・経済・宗教・文化という五つの領域を総合的にもれなく記述し、圧倒的に豊富な註と一次史料からの引用、深く精密精緻な史料分析で、歴史の流れを正確に把握する決定版。

目次

序論 ビザンツ史学史
第1章 初期ビザンツ帝国発展の基礎(三二四~六一〇年)
第2章 ビザンツ帝国の生存を賭けた死闘とその再興(六一〇~七一一年)
第3章 聖画像破壊運動による危機の時代(七一一~八四三年)
第4章 ビザンツ帝国の繁栄期(八四三~一〇二五年)
第5章 首都における官僚貴族の支配(一〇三六~一〇八一年)
第6章 軍人貴族の支配(一〇八一~一二〇四年)
第7章 ラテン支配とビザンツ帝国の復興(一二〇四~一二八二年)
第8章 ビザンツ帝国の衰退と没落(一二八二~一四五三年)

著者等紹介

オストロゴルスキー,ゲオルク[Ostrogorsky,Georg]
1902年ロシアのサンクト・ペテルブルク生まれ。一家は革命を逃れてドイツに移住。ハイデルベルク大学およびパリ大学に学び、哲学博士号取得。28年ブレスラウ大学助教授、33年からベオグラード大学教授としてビザンツ史を講じた。48年セルビア学士院ビザンツ研究所の初代研究所長に就任。内外のアカデミー会員に推され、多くの著作により長年にわたってビザンツ学会をリードした。『ビザンツ帝国史』の他に、聖画論争(Studien zur Geschichte des byzantinischen Bilderstreites, Breslau 1929)やビザンツ封建制(Pour l‘histoire de la f´eodalit´e byzantine, Traduction francaise de H.Gr´egoire, Bruxelles 1954)などの論文、著書が多数ある。フランスのルメルル、ドイツのデルガーと並ぶ20世紀最大のビザンツ史家の一人である。76年ベオグラードにて没

和田広[ワダヒロシ]
筑波大学歴史人類学系教授。1940年生まれ。上智大学外国語学部ドイツ語科卒業。ケルン大学哲学部史学科(ビザンツ史専攻)卒業、哲学博士号取得。同史学科助手、浜松医科大学助教授、東洋英和女学院短期大学教授を経て現職。主な著書に『岩波講座・世界歴史8』[ビザンツ帝国論]岩波書店(共著)、「中世の社会思想」[プロコピオスにおける理想社会]創文社(共著)、フッター『修道士ヤコボス著聖母マリア讃詞集』岩波書店(共訳共著)などがある
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

白神 健吾

1
こちらも単位認定レポートのために図書館で借りた本。 該当箇所を読んでみたのみ。2015/07/13

陽香

0
20010315

じょあん

0
ビザンツ帝国(東ローマ帝国)の通史。政治・経済・社会・文化の歴史が項目で区切られるのではなく、時代の流れに沿って著述されている。刊行時におけるビザンツ学の集大成といえる一冊。 本書のはじめでは原書刊行時までのビザンツ史の研究史も扱われている。各章冒頭には原典解題がおかれて、史料批判や論拠、典拠が述べられている。 テマ制の起源など古くなってしまった内容もあるが、ビザンツの歴史の分野で外せない基本となる名著だと思う。 文章は明快でこの手のページ数の多い学術書としては読みやすい部類に入るだろう。

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