カレル・チャペック〈エッセイ選集〉<br> 園芸家の一年

カレル・チャペック〈エッセイ選集〉
園芸家の一年

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  • サイズ B6判/ページ数 229p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784770409515
  • NDC分類 989.54
  • Cコード C0098

内容説明

園芸作業のあれこれを1月から12月まで順に紹介。芝生、草花、サボテン、樹木、野菜、果物など、300種以上の植物が登場する楽しいお話。無類の園芸マニアが、四季折々の庭仕事、花や緑を育てる喜び、自然と人間とのふれあいを、軽妙洒脱な文章でつづる。

目次

庭づくりの始めに
園芸家が誕生するまで
園芸家の一月

園芸家の二月
園芸家のわざ
園芸家の三月

園芸家の四月
祭典の日〔ほか〕

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

しのさー

16
群ようこさんが読んで面白かったとエッセイのなかで挙げていた本 園芸家のアタフタ感が文章からも挿し絵からも伝わりホッコリ 「秋になると花が姿を消すのは目の錯覚で、本当は自然は必死になって突進している。ただ店を閉めてブラインドをおろしたのだ。しかし、ブラインドの向こうでは、もう新しい商品の荷ほどきをし、棚はいっぱいで、たわむほどである。これこそ本当の春なのだ。(略)私達には芽が見えないが、それは芽が地面の下にあるからだ。私達に未来が見えないのは、未来が私達の中にあるからだ。」 チャペックの他の本も読んでみたい2023/05/15

みーちゃん

6
1900年代から、いまも園芸家の気持ちは、変わらないのね。永遠に終わらない労働。 雪が降るころに、やっと、庭を眺める時間がなかったことを 思い返すのが笑えた。そうそう、土がすべて。2021/05/23

timeturner

5
土に親しむタイプの人間じゃないと楽しめないかなと思っていたら、これがもう強烈に面白くてまいった。園芸家という名のマニアの赤裸々な姿が時に自虐的なユーモアをこめて語られている。兄ヨゼフによるほのぼのした挿絵もいい。2015/06/26

まっちゃき

1
最近園芸にはまりつつある身には、バイブルみたいなものかも。チャペック兄弟亡きあとの庭の写真に胸がいたんだ2013/08/02

しろくまさん

0
面白かった。私は園芸好きだけど摘まむ程度で熱心な園芸家ではない。素人園芸家の下の方。でもチャペックの言葉に、共感することが沢山あり今までより園芸の世界に興味をもった。大学は園芸専攻だったから在学中にこの本に出会えば勉学に対する態度も違ったのかもしれない…。2015/07/25

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