目次
宇宙の灯台
中性子星の夢
難攻不落の宇宙の灯台
灯台からの贈り物
電場と磁場の競演
パルスの精密観測
パルサーが放つエネルギー
個性をもつパルサー
宇宙の巨大発電所（失敗）
宇宙の巨大発電所（成功）
ガンマ線のパルス
パルサーからのスペクトルと年収
どうしてビームになるの？
電場加速の仕組み
電子陽電子対
パルサーから吹いてくる風
パルサー磁気圏のモデル
パルサー星雲
著者等紹介
柴田晋平［シバタシンペイ］
１９５４年、兵庫県尼崎市に生まれる。１９７７年、東北大学理学部卒業、１９８３年、同大学大学院理学研究科天文学専攻を修了。山形大学理学部物理学科教授。理学博士。専門は、高エネルギー天文学理論、特に、パルサーの磁気圏と粒子加速。ＮＰＯ法人小さな天文学者の会理事長を務めながら、やまがた天文台の運営など市民とともに「宇宙を、見て、感じて、楽しむ」社会環境構築に奔走中。特許、月と星の早見盤。２００４年度ＮＨＫ東北ふるさと賞受賞（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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たもん
1
パルサーについての基本的な観測事実と、その物理についての解説。数式もそこそこ出てくるのでまったくの一般向けと言うよりは理系の非専門化向け、というところか。確立した学説ばかりでなく、著者が現在研究中で議論の余地のあるところまで突っ込んで説明されている。研究の「イギリス式」と「アメリカ式」の分類はなるほど、そういう見方があるのかと思った。2012/01/30
