内容説明
本書は、西村春夫先生が古稀を迎えられるのを契機に編まれた論文集である。環境犯罪学から修復的司法にかけて、主に被害者への関心に繋がる諸論文で構成。
目次
犯罪被害不安と住民の地域警察活動に対する認知・要望―交番・駐在所の活動に関する全国世論調査から
更生保護と被害者―保護観察処遇に被害者の視点を取り入れるとはどういうことか?
社会的犯罪予防が少年によるひったくりに及ぼす効果について
阪神大震災後の詐欺及び悪質商法
犯行領域と居住地との関係から見た連続放火犯の空間行動に関する研究
厳罰化の時代に
犯罪の被害と刑罰―抑止刑の科刑基準再考
アメリカ合衆国における民間機関による犯罪被害者支援―MADDの活動を中心として
犯罪被害調査の意義と国際犯罪被害調査(ICVS)に現れた我が国の犯罪被害の特徴―我が国の「安全神話」は本当に崩壊したのか?
CPTED理論の進展と変容―ジェフリーの研究活動25年〔ほか〕
著者等紹介
所一彦[トコロカズヒコ]
東亜大学通信制大学院教授
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