医療年金問題の考え方―再分配政策の政治経済学〈3〉

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 650p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784766411997
  • NDC分類 498.13
  • Cコード C3033

内容説明

2004年年金国会スタート以降、約2年にわたって学界・政界・マスコミの動きを分析、ホームページに連載して話題となった39編のエッセイと医療年金論文5本を収録。年金論議の錯綜ぶりとその要因を指摘しつつ、世代間格差、保険料と税、少子高齢化など広範な論点に答える。さらに、保険者機能強化、医療給付費総枠規制、混合診療問題などを含め、今後の医療制度改革の主要論点と考え方を提示する。「再分配政策の政治経済学」という独自の枠組みから日本の社会保障を論じた権丈教授の著作第3弾。医療年金論のみならず、ひろく経済学評、政治評、メディア評をも積み重ね、俯瞰的視野から論じる、未来志向の社会保障論。

目次

1 医療と年金の政治経済学(医療経済学の潮流―新古典派医療経済学と制度派医療経済学;総医療費水準の国際比較と決定因子をめぐる論点と実証研究;医療保険制度の課題と将来;2004年、年金改革の意味と意義と年金論議の撹乱要因―再分配政策の政治経済学からみた最近の年金論議への感想;公的年金における世代間格差をどう考えるか―世代間格差論議の学説史的考察)
2 学問ニ凝ル勿レ(2004年、年金と政治、そして将来の考え方;年金報道の見分け方;あの話はどこに行ったのか?―民主党の世襲禁止令;究極の選択における一方の選択肢のみをみせる論法 ほか)

著者等紹介

権丈善一[ケンジョウヨシカズ]
慶應義塾大学商学部教授。博士(商学)。1962年福岡県生まれ。1985年慶應義塾大学商学部卒業、1990年慶應義塾大学大学院商学研究科博士課程修了。嘉悦女子短期大学専任講師、慶應義塾大学商学部助手、同助教授を経て、2002年より現職。主要業績に、『年金改革と積極的社会保障政策―再分配政策の政治経済学2』(慶應義塾大学出版会、2004年、労働関係図書優秀賞)、『再分配政策の政治経済学1―日本の社会保障と医療 第2版』(慶應義塾大学出版会、2005年(初版、2001年、義塾賞))などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

最近チェックした商品