内容説明
神学なき近代日本の中で、なぜ神学という学問が必要になるのか?近代世界形成の原動力としての聖書の存在を明らかにしながら、近代日本という状況の中で神学に至る“道”としての聖書論を確立し、さらにそこから“歴史神学”としての組織神学の基礎構造を展開する。
目次
第1部 方法(なぜキリスト教か;神学なき時代の神学の可能性―状況と方法の問題;近代世界の形成と聖書;プロレゴーメナとしての聖書論)
第2部 組織(証言の“ゲシュタルト”と組織神学の構造化;歴史神学の基礎と構造;契約論的組織)
付録 聖書学と組織神学―左近聖書学の神学的軌跡
著者等紹介
大木英夫[オオキヒデオ]
1928年生まれ。1956年東京神学大学大学院卒。1960年ユニオン神学大学(ニューヨーク)ドクターコース卒。神学博士。組織神学・社会倫理学専攻。元東京神学大学学長。東京神学大学名誉教授。現在聖学院大学大学院教授、学校法人聖学院院長・理事長
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