運動の生物学〈2〉臨床家のための発達科学入門

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  • サイズ A5判/ページ数 125p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784763910332
  • NDC分類 491.367
  • Cコード C3047

出版社内容情報

《内容》 運動機能障害の見方,治療の考え方は最新の脳科学の知見に基づいたものでなければならない.本書は『運動の生物学~臨床家のための運動学入門』の続編として,さらに運動発達をテーマに臨床家のための基本的な知識を解説した.
特に本書では大脳生理学と発達心理学の双方の知見を参照し,運動の発達が心理的な自己の発達と連動したダイナミックな現象であること,そしてそれに関わる臨床家の仕事が発達に関わる教育家としての意義をもっていることを鮮やかに浮かび上がらせている.
リハビリテーションに関わる医師,理学療法士,作業療法士のみならず,養護教育,保育など,子どもの発達に関わるあらゆる現場の方々に有益な知識を提供.    

《目次》
第1章 時間と空間はニューラルネットワークでどのように成立するか
      生物進化の中の相互作用
      情報化の能力がヒト進化の飛躍を生んだ
      ニューラルネットワーク・モデルにみる「学習」
      発達とは時間と空間の組織化である
      本章のまとめ
第2章 情報統合システムは運動行動や意識をどのようにして生みだすか
      運動行動と意識
      意識と学習
      意識と発達
      本章のまとめ
第3章 発達期における行為としての運動
      行為から体験へ
      行為としての「視覚探索」
      行為としての「目と頭部のコントロール」
      行為としての「手の操作」
      行為としての「対象物への接近→把持→操作」
      行為としての「目と手の協調」
      行為としての「歩行」
      行為との対話としての「臨床」
第4章 臨床を生きる
      臨床の知
      「臨床応用」が生まれる場
      おわりに

目次

第1章 時間と空間はニューラルネットワークでどのように成立するか…(生物進化の中の相互作用;情報化の能力がヒト進化の飛躍を生んだ ほか)
第2章 情報統合システムは運動行動や意識をどのようにして生みだすか…(運動行動と意識;意識と学習 ほか)
第3章 発達期における行為としての運動…(行為から体験へ;行為としての「視覚探索」 ほか)
第4章 臨床を生きる(臨床の知;「臨床応用」が生まれる場)

著者等紹介

塚本芳久[ツカモトヨシヒサ]
1961年滋賀県大津市に生まれる。1985年川崎医科大学医学部卒業。1991年川崎医科大学大学院医学研究科修了、医学博士。1992年Rehabilitation Institute of Chicago留学。1994年川崎医科大学医学部リハビリテーション科講師。1995年財団法人倉敷中央病院リハビリテーション科主任。2000年川崎医科大学医学部リハビリテーション科助教授、現在に至る。日本リハビリテーション医学会認定リハビリテーション科専門医
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