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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ウッディ
425
「コーヒーが冷めないうちに」シリーズ第3弾。舞台が函館に移り、「もし世界が終わるとしたら?」という本が登場したりと、少し変化を付けてます。4つの物語はいずれも、死をテーマにした内容で、両親を亡くしたことで苦労した娘、妻の夢であったコンテスト優勝を果たした芸人、唯一の肉親である妹の急死を受け入れられない姉、幼なじみに自分の想いを伝えられず難病治療に行かせた男、亡き人と会うことで、主人公の心そして未来が変わります。ジーンと温かい気持ちになったけど、これってお墓参りと同じなのでは思ったお彼岸の午後でした。2019/03/22
うっちー
418
パターン慣れしましたが、寂しい感動が続きます2018/10/29
どんふぁん
371
2018年11月3日読了。舞台を函館に移して、登場人物も変わって、ちょっとマンネリしてた話に少しハリが出てきた感じ。くどい設定にも慣れてきて、そこそこ楽しんで読めました。最後の話はハッピーエンドにしてあげたかったなぁ。このシリーズ、若くして人死にすぎだよ。2018/11/03
Yunemo
368
東京から函館へ、「フニクリフニクラ」から「ドナドナ」へ、白いワンピースの女性から黒服の老紳士へ、正直、設定が粗過ぎてとの最初の想い。ほんとはミキのその後を知りたかったのも事実で。背景にいるのが何故ユカリさんなの。でも、もし、明日世界が終るとしたら?100の質問をベースにして展開する4つの話に、心動かされます。人の死が不幸の原因とはならず、の想いが4篇に沁みわたっています。現実は変えられなくても今できること、未来はわからなくても伝えるべき想い、身につまされますね。現実は変わらなくても変わるものもある、理解。2019/01/20
のり
283
北海道にも奇跡の喫茶店があったとは。しかもオーナーが「流」の母とは。強烈なインパクトを持つ偉人と言っても過言ではない。「数」の七歳の娘「幸」が可愛く賢すぎる。本好きでセレクトしたカテゴリーも凄い。本作でも純粋に心打たれるから、良心が穢れきっていないと自己評価できた。100の質問のあとがき、著者にもそうくるかと感心。 2019/03/28