感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
モリータ
8
◆1996年刊。編者は元神戸大学発達科学部教授(教育学)。直接の著者は教育学・国際協力研究科の院生を中心に、留学生担当部局の教職員など関係者。章立ては、①震災を経験した留学生の手記、②座談会、③留学生担当教職員の証言、④地域(大学外)の状況(FM「ヨボセヨ」とセント・キャサリンズ・カレッジ)、⑤海外新聞の震災報道、⑥留学生へのアンケート調査の分析。◆銘記すべきはやはり留学生の直接の証言。一人一人の人生や留学体験が短い記述の中にも垣間見える。また現在とは留学生をめぐる状況も異なるが、共通する課題やヒントも。2023/01/13