目次
1 激動社会における個人と集団の効力の発揮
2 激動社会のなかの人生の軌跡
3 コントロールの信念の発達的分析
4 コントロールの信念に関する家族の影響
5 自己効力における比較文化的視点
6 ストレスフルな人生移行における自己効力
7 自己効力と教育的発達
8 職業選択と発達における自己効力
9 危険行動の変容と健康行動の受容―自己効力の信念の役割
10 自己効力と中毒行動
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
そうすけ
12
依存症と自己効力感(なんとかやれる、対処できるという自信)の節が特に面白かったです。現代はゲームなり、AVなり、ネットなり依存になりやすいものに溢れてます。そういう意味では多くの人に参考になるかもしれません。効力感を上げる方法から、効力感を高める育児のスタイルも取り扱っています。2021/12/27
YH
4
「激動社会の中の自己効力」 教養書。社会心理学。 自己効力とは、自分の能力を信じ、行動する力。自己効力があるという信念は人間の動機と達成に著しく寄与している。p3 世にあまたある自己啓発書で書かれていることの、科学的裏付けがこの本にはある。 第1章、第7章、第8章と必要な部分のみ拾い読みしたのだが、読むのに1ヶ月かかった。学術書を読むのは本当に苦手です。2012/08/30
Go Extreme
2
激動社会における個人と集団の効力の発揮:特徴と機能 効力促進の過程 家族システム CDPと追究 個人主義と集団主義社会 集団の効力感 激動社会のなかの人生の軌跡:ライフコース 人生の不利な点を超えて コントロールの信念の発達的分析 コントロールの信念に関する家族の影響 自己効力における比較文化的視点:文化と自己効力の情報源 環境的束縛・適応 ストレスフルな人生移行における自己効力 自己効力と教育的発達 職業選択と発達における自己効力 危険行動の変容と健康行動の受容―自己効力の信念の役割 自己効力と中毒行動2018/10/14
彩
1
学業においても、職業選択においても、危機に立たされた場合においても、自己効力感は自分を成長させる為に重要な要素の一つである。しかし、禁煙に関しては、「自分は禁煙できる」という自己効力感が高い人よりも、中程度の人の方が禁煙失敗率が低いのだとか。(※統計的には有意水準ギリギリだったらしい)これは、自己効力感が高い人=禁煙失敗を恐れない人ほど、実際に喫煙によって自分自身を試そうとする傾向がある、という説があるそう。あと、女性は成功を外的帰属、失敗を内的帰属しやすいそうで、男性は真逆なんだとか。い、生きづらい…2023/03/31
えるも
1
自己効力感について様々なケースに関してまとめている良書。2013/10/30