ナイトランチ

ファン，エリック【文】〈Ｆａｎ，Ｅｒｉｃ〉/シーファリング，ディーナ【絵】〈Ｓｅｉｆｅｒｌｉｎｇ，Ｄｅｎａ〉/橋本 あゆみ【訳】

化学同人（2023/02発売）

• サイズ B4判／ページ数 40p／高さ 27cm
• 商品コード 9784759823042
• NDC分類 E
• Cコード C8798

出版社内容情報

夜になると、夜行性の動物たちが「ナイトランチ」を訪れます。キツネにはミンスパイ、アナグマにはサンドイッチ。お店の中はジュージュー、パチパチと、おなかが空く音で満たされていきます。けれども外には、パンのかけらを探す一匹のネズミ。仕事を終えたフクロウは、ネズミをお店に招き入れて…。

内容説明

だれかが、さみしい気持ちに気づいてくれたら…。ニューヨーク公共図書館＆ニューヨーク・タイムズ紙今年の絵本ベスト１０。シカゴ公共図書館今年のベスト絵本。カナダ最大手の書店チェーンＩｎｄｉｇｏ今年のベスト児童書。

著者等紹介

ファン，エリック［ファン，エリック］ ［Ｆａｎ，Ｅｒｉｃ］
世界的に知られる絵本作家「ファン・ブラザーズ」のひとりで、邦訳に、２０１７年センダック・フェローシップ賞を受賞した『夜のあいだに』（ゴブリン書房）、第１３回ようちえん絵本大賞を受賞した『海とそらがであうばしょ』、『空からふってきたおくりもの』（いずれも化学同人）など多数。本書は、ニューヨーク公共図書館とニューヨーク・タイムズ紙が選ぶ今年の絵本ベスト１０、カナダ最大手の書店チェーンＩｎｄｉｇｏが選ぶ今年のベスト児童書、シカゴ公共図書館今年のベスト絵本の一冊に選出された

シーファリング，ディーナ［シーファリング，ディーナ］ ［Ｓｅｉｆｅｒｌｉｎｇ，Ｄｅｎａ］
絵本作家、イラストレーター、羊毛フェルト作家。出身校のアルバータ芸術大学で教えている。カナダ・アルバータ州カルガリーにくらしている

橋本あゆみ［ハシモトアユミ］
１９９５年千葉県生まれ（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[ままこ]

なんだろうと思わせる表紙。店主の瞳がとても優しい。気持ちのこもったご馳走は心までも満たしてくれる。温かみのある柔らかで繊細な線で描かれた、素敵なナイトランチ。

2023/06/08

[ヒラ[e-mail]]

幻想的な絵本です。 寝静まった街に棲息する動物たちの、どこか神秘的で裏社会のような食事が始まり、終わります。 この本に意味を求めるよりも、知らないところで行われている、もう一つの生活に引き込まれました。

2023/05/18

[ベーグルグル （感想、本登録のみ）]

この表紙の絵、ずっと気になっていました。満月の真夜中、ふくろうのナイトランチが現れる。街の雰囲気、ご馳走の数々が幻想的に描かれている。動物それぞれに合った料理を出すふくろうの心遣いがいい。

2023/08/12

[にゃおこ]

図書館で目が合って借りた絵本。頭に乗ってるマシュマロみたいなのはコック帽だったのね。お腹空いた。

2023/02/26

[Cinejazz]

夜のとばりが降りる頃､夜行性の動物たちが集まる街に､ﾛﾊﾞが曳く<ﾅｲﾄﾗﾝﾁ>のﾜｺﾞﾝ車が駆けてくる｡ みんなのお腹はｸﾞｳｸﾞｳなっている｡なんていい匂い!...梟ｼｪﾌは大忙し｡狐はﾐﾝｽﾊﾟｲ､ｱﾅｸﾞﾏはｻﾝﾄﾞｲｯﾁ､ﾎﾟｯｻﾑたちはﾌﾟﾃﾞｨﾝｸﾞをたらふく食べてるうちに､空が明るくなっていく...｢そろそろ店じまい｡おや､そこいるのは どちらさま｣...小さい鼠が震えてる...｢さあ､一緒にﾅｲﾄﾗﾝﾁしよう｣｢ありがとう､ありがとう｣...梟はただ頷くだけ｡ﾅｲﾄﾗﾝﾁは駆けていく｡

2023/05/13