目次
1 記憶物質の謎
2 試験管のなかの疑惑
3 相対性理論は絶対か
4 正体の見えない重力波
5 自然発生説はなぜ葬られたのか
6 ムチオトカゲの性生活
7 太陽ニュートリノの謎
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆうり(自称コースデザイナ)
1
科学というと理路整然としており再現性も確保されているイメージが強いが、実際は実験やそれを取り巻く論争など色々泥臭い。「オオカミ少女はいなかった」でも紹介されていたプラナリアの話の他、処女生殖のトカゲの話が興味深かった。論争に決着ついてないの、結構多いんだね。2016/01/15
ニョンブーチョッパー
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◎2009/11/30
坂津
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分裂しても記憶を保持しているプラナリアから着想を得た記憶物質を巡る実験、常温核融合を巡る研究者、学会、マスコミ等のやり取り、相対性理論にまつわる実験が研究者の間で支持を得られていく過程など、様々な事例から科学の見方を再検討していく一冊。人が科学を用いる関係性にある以上、実験の解釈や信用できる実験の条件、さらにはメディアへの告知方法や研究資金獲得などの問題が付きまとうのは仕方ないのかもしれない。最後の「太陽ニュートリノの謎」の章の問題はこの本が出版された後に解決されたという事実も、科学の本質を示している。2016/03/07
そらパパ
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なかなかだった2013/04/10