出版社内容情報
《内容》 世紀の大プロジェクトはいま着実に進行しつつある．科学・技術と政治，さまざまな思惑とがからみあいながら巨大な流れを形成していった過程をその誕生まで辿り，その全容と計画の意味を浮き彫りにしている．本書ほど興奮と話題に満ちたゲノム計画の全貌を克明に記録したものはなく，「ゲノム本」の決定版とよべるものである． ビッグサイエンスはどのようにしてつくられていくのか？大きな示唆と教訓に満ちた現代科学におけるケーススタディでもある． 《目次》 【主要目次】 I. ゲノム計画へ至る道-計画を可能にした技術（現代の聖戦／遺伝子地図ができるまで／ゲノム研究のスター-酵母と線虫／配列，配列， また配列）II. ゲノム計画の源流を辿って（ジンスハイマーの夢／ギルバートの聖杯／原子爆弾から遺伝子へ／科学者たちの猛反発）III. ゲノム計画の誕生（武器商人の遺産／アカデミーのお墨付き／NIH名乗りをあげる／首都でのゲノム攻防戦／正直ジムとゲノム）IV. ゲノム問題の国際化（国外での波紋／特殊なケースとしての日本）V. 倫理的，法的，社会的な問題（社会をゆるがす遺伝子／政治と生命倫理／情報時代の魔術師／DNA法廷をゆく／ワトソン対ヒーリー-特許をめぐる対立） エピローグ／ヒトゲノム計画の誕生／訳者あとがき
内容説明
興奮と話題に満ちた世紀の大プロジェクトのすべてを克明に記録した話題作＝「ゲノム本」の決定版。
目次
第１部 ゲノム計画へ至る道―計画を可能にした技術
第２部 ゲノム計画の源流を辿って
第３部 ゲノム計画の誕生
第４部 ゲノム問題の国際化
第５部 倫理的、法的、社会的な問題
