内容説明
美しい日本語のリズムにのせて、人間の優しさと寂しさを、世界の本質を鮮やかに提示する阪田寛夫の豊穣なことばの宇宙。第一詩集から未刊詩篇まで、一三二篇を収録した珠玉のアンソロジー。
目次
てんとうむし
コスモス
ななくさ
ペンペン草
からす
らくだの耳から
こうのとりにのって
はなやぐ朝
くちなし
貝の花〔ほか〕
著者等紹介
阪田寛夫[サカタヒロオ]
1925年大阪市生まれ。東京大学国史学科卒。詩人、小説家。熱心なキリスト教徒の家庭に育つ。1974年、小説『土の器』で芥川賞受賞、児童文学では歌曲集『うたえバンバン』、詩集『サッちゃん』でそれぞれ第4回、第6回日本童謡賞を受ける。また、『トラジイちゃんの冒険』で野間児童文芸賞を、『夕方の匂い』で赤い靴文化大賞を受賞
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