出版社内容情報
森谷 明子[モリヤ アキコ]
著・文・その他
内容説明
安倍益材の息子、葛丸(後の晴明)は、幼き頃から人の死を先見してしまう力を持つと噂されていた。災いが降りかからぬように、屋敷から出ずに育てられてきた葛丸。彼が七歳になった時、友人となったのが、陰陽師への修業を目前に控える少年・津久毛と、先帝の孫である鶴君だった。ともに人に馴染めぬがゆえに親しくなる三人。しかし葛丸の先見のせいで、宮中での毒殺の疑いが益材にかかる。その事件をきっかけに、葛丸は平安の都に潜む数々の謎へと挑み始める―。
著者等紹介
森谷明子[モリヤアキコ]
1961年神奈川県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。2003年『千年の黙 異本源氏物語』で第13回鮎川哲也賞を受賞してデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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