感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
優希
84
日記形式で物語は進みますが、小説のような文体なので読みやすかったです。キャラも魅力的でした。ただ、物理や宇宙の論理が散りばめられているため、内容は難しかったです。なので、理論などは流して読みました。理系に強い人向けの作品なのかもしれませんね。2018/01/09
りさ
28
宇宙は人間に作れるのか？というアルティミット・クエスチョンからの自己の存在意義への収束。別に田植えとか保積さんとかいらなかったんじゃないかっていうくらいその辺は割とおざなりだった気が。。。宇宙作れちゃったら今の宇宙はなくなるのか。なんかすごい。漠然としてるけど、すごい。2014/01/30
seraphim
21
nonたんに教えたいただいた本。SFになるのかな？。テーマは人間に宇宙は作ることができるか？。主人公は少し優柔不断な物理を学ぶ大学生、綿貫君。4年生の彼は気になる女の子と同じゼミに入るが、教授から不登校の天才少女、穂瑞沙羅華が登校を手伝うように頼まれて・・・。「宇宙は"無"から生まれた」。確かに文系の私でも知っているフレーズ。しかし、宇宙が人間でも作れるか？、という発想はなかったので、新鮮だった。紹介されている物理の理論は私には難しくて理解できなかったが、青春小説として問題なく楽しめた。面白かった。2014/08/29
ジュール リブレ
20
『神様のカルテ』に似たタイトル、と思ったら、も少し前の本でした。小松左京賞受賞、つまりSFもの。ちょっと物理学用語は難しかったけど、スケールの大きな話だったな。カミオカンデとか、そんな世界のお話、でしたね。なぜか田植えの話がアクセントになってるし。。。続編も出ているみたいですね。いかがなものなのでしょうか？2011/08/09
Yuki
13
理論は難しくて流し読みでしたが、キャラが魅力的だったので、すんなり物語に入っていけました。天才が故に孤独な穂瑞ちゃんが哀れで、それをまた責任を被りたくない大人達がよってたかって追い詰めていくのに憤りを感じました。ホッとできるラストで良かったです。2016/10/29
