ＢＥＡＭ ＣＯＭＩＸ エマ 〈３〉

森薫（漫画家）

エンターブレイン（2003/12発売）

• サイズ B6判／ページ数 188p／高さ 19cm
• 商品コード 9784757716421
• NDC分類 726.1
• Cコード C0979

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[佐々陽太朗（K.Tsubota）]

いよいよ産業革命のうねりは英国を変えつつある。エマは倫敦を去り、とある屋敷でメイドの職を得た。その屋敷の主人はドイツ人。エマの「ドイツだとクラス（階級）の差があまりないのでしょうか・・・」という言葉が切ない。引きずってますねぇ。そりゃそうでしょう。何となく次巻で再び倫敦と、そしてウィリアムとの繋がりがほのめかされているではないか。二人は運命の赤い糸で結ばれているのか？　お金持ちのボンボンはいけ好かないが、“フテ寝してショーペンハウエルを読まない”ウィリアムは応援してやってもいいぞ。（笑）

2012/12/18

[しゅわ]

【図書館】急に読みたくなって、数年ぶりに再読中。すれ違ってわかれ、別々の道をゆく二人。新しい環境で働き始めたエマ…はわかるけど、ウィリアムの決意はちょっとなぁ～と。なんだかアッサリ諦めちゃったっぽいので、もっと努力しなさい！と突っ込みを入れたくなってしまいました。正直、それまではエマのモテモテ設定にちょっと納得いってなかった私ですが、酔っちゃったエマには撃沈でした。涙する姿は切な過ぎる。ほぼ役者が揃った！という感じの３巻ですが、私的にはひいきのドロテア奥様が登場しただけで満足♪　満足♪

2013/03/07

[まろんぱぱ♪]

新しい雇い主の家、新たな仲間、今までの個人雇用と違い、同じくらす、同じ仕事を知る。エマ出自が曖昧になっていることに気づきました。実家では、行方不明失踪になっているんでしょうね。ミセス.トロロープって?ん?もしかしたら?また、エマの運命の糸が導かれるのかな?やっと、次から大きく動くか

2017/05/29

[エンブレムＴ]

１巻２巻と面白くて「なんとなく避けてしまうメイド物」意識は払拭できたと思ってたのですが、間を開けたらやっぱりなんとなく避けてしまった３巻です（笑）ウィリアムの元から黙って去ったエマの新しい生活と、エマを失って新たな決意をするウィリアムが丁寧に描かれています。二人の決意と努力はわかるんだけど、見ていて痛々しいですねー。ハキムが友として良き理解者として側にいるのが救いです。エマ側は新キャラのオンパレード。新しい主人・ドロテア夫人がとっても魅力的です。オペラ歌手のマリア・カラスがモデルとのこと、納得の美女です♪

2011/01/29

[鱒子]

エマの運命が大きく動き出しました。なんと頭の飾りが、餃子からサニーレタスに変わったのです！ヒラヒラ度レベルアップ(^Д^) いくつもの素敵な出会いに恵まれたエマ。一方、エマと離れたウィリアムは、ヤケっぱちの自暴自棄で変な方向へと爆進中。

2018/01/16