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内容説明
浜松西高校化学部部長、浅倉泉のモットーは、“楽に生きたい”。文化祭を目前に控えた泉は、ただ一人の部員保科昶と展示物質を生成する化学実験を行なっていた。だが、その時、学校に雷が直撃!実験が失敗したと落胆する泉の目前には、空気中に浮かぶシャボン玉のような粒子が生まれていた。ダイヤモンドよりも硬く、空気よりも軽いその物質に泉は“ふわふわ”という名前をつけ、一儲けしようとするのだが…。星雲賞受賞作家がついに登場。
著者等紹介
野尻抱介[ノジリホウスケ]
三重県在住。文科系大学を出て、計測制御・CADのプログラマー、ゲームデザイナーをへて専業作家となる。近作には「私と月につきあって」(富士見ファンタジア文庫)「ピニェルの振り子」(ソノラマ文庫)がある。宇宙作家クラブ会員。日本SF作家クラブ会員
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
た〜
16
ようやく発掘に成功。努力せずに生きるがモットーのはずが、とある発見をキッカケに何故か社長になって色々苦労するハメに。でも、それはやりがいのあることで・・・。そのうち何故か壮大な方向に発展していく。緻密な科学的考察と妄想が上手いこと合わさって良い感じにふわふわな話になっています。2013/07/03
あなほりふくろう
14
近所のBOOK OFFにて発掘。手放してくれた人ありがとう。ふわふわというアイデアから広がる、未来のカタチ。「ピアピア動画」と展開が似ている気もするけど、「ふわふわ」で描き切れなかった部分をピアピアにぶつけてみたのかな。作品としての精度も「ピアピア動画」の方が優れているので、これから野尻抱介を読む人はあっちを読めば充分かもしれない。そしてハマったら頑張って探してくれw2012/05/16
あさひ
13
ふわふわスゲェー!こんな展開になるとは。。スター・フォッグが出てくるなんて。あまり云うとネタバレになるから止めとこう。でもアーサーCクラークの『楽園の泉』は読もうと思ったよ2012/07/01
秋庭誠
10
【理系ホイホイ】☆9 いや、まじでなんでファミ通で出したし。完全にSF。専門用語がどばっと出ますが、それは気にしなくても、読めます。まだまだ人類も捨てたもんじゃないな、って思えるかな。とりあえず、ふわふわをだれか作ってくれないかな?浜工の人なら作れそう。西校は中高一貫校だけだし。2013/02/03
柏葉
10
筆者の「南極点のピアピア動画」に出てきたので、図書館で借りた。読んだのはファミ通文庫版だったけど、ハヤカワ文庫で復刊されているのね。ファミ通文庫から出たのが謎なくらい、ちゃんとハードSFだった。ライトノベルと思ってなめるときっついで。 2012/07/16