アンドロイドの「脳」―人工知能ロボット“ルーシー”を誕生させるまでの簡単な20のステップ

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  • サイズ B6判/ページ数 334p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784757211018
  • NDC分類 007.1
  • Cコード C0030

内容説明

これはロボットではない。新たな生命の創造なのだ!人間の脳とまったく同じ機能をコンピュータでプログラムし、自ら考え、学び、意識や心さえも持ったロボットを誕生させること。現時点で世界最高レベルの人工知能ロボットを開発し、神をも恐れぬプロジェクトに挑み続けるアマチュア科学者の物語。

目次

第1部 構造―そしていくらかの思い違い(わが中年の危機にようこそ;架空の思考アルゴリズム ほか)
第2部 体(肉体を作る;PICを使う ほか)
第3部 心(脳に関する簡単なガイド;笑うブタのカーテン ほか)
第4部 精神(悪いおこない;デカルトと驚くべきゼリー状のエクトプラズム)

著者等紹介

グランド,スティーヴ[グランド,スティーヴ][Grand,Steve]
1958年生まれのイギリス在住のイギリス人。小学校教師からコンピュータ・ゲームの開発者に転じ、人気ソフトを製作。ゲーム業界に多大な貢献をしたとして政府から勲章を受ける。その後ゲーム会社を退職し、ロボットを製作している。また、イギリス国内で21世紀に活躍するであろう最も知的な研究者18人の1人にも選ばれている

高橋則明[タカハシノリアキ]
1960年、東京生まれ。立教大学法学部卒。ノンフィクションを中心に翻訳を手がける
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

takao

2
ふむ2022/09/04

ニッポニテス的遍歴

1
☆=3/5  一人で人工知能ロボットを創ろうとした人の本。個人で挑む試みとしてはドンキホーテに匹敵する無謀さだ。   作ろうとしたモノの異質さと難度から言えば『ゼロからトースターを作ってみた結果』『プラネタリウムを作りました』に並ぶDIY本といえる。  内容は・・・どうしてもアマチュア科学者ゆえ憶測も交えつつの考察が多く、2004年の本なので知見の不足も感じる。その意味で距離の取り方が難しい本。 2021/02/12

よく読む

1
アマチュア科学者がルーシーを作り出す。いや、生み出す。初読では酔って後半を読み飛ばしていたので再読。視覚や聴覚に関することをよく知っており、それを身近なもので再現しようとする姿勢がすばらしい。ときはまだPICマイコンを使う時代で、GPGPUもなく、ディープ・ラーニングもない。それでも、類推や予測などを実現しようとしている。科学とは個人的なもので、大学だけで行われるものではない。ダ・ヴィンチも自然がどう機能するかを知りたかっただけだ。エリック・ホッファーを思い出した。グラントも偉大な在野研究者の一人だ。2017/05/06

よく読む

1
途中までじっくり、途中から酔っ払ってたため飛ばし読み。飛ばし読みをすごく後悔。この人のAI研究はすごくおもしろいぞ2017/04/30

ゆらゆら

0
実に有用だった。思考という現象について考察を深めるのに役立つ。身体というハードウェアの役割と重要性について認識を改めた。2011/03/14

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