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内容説明
二十余の国がせめぎあう半島。突如他国への侵攻を開始したルーヴォ帝国により、その勢力の均衡は破られた。祖国アル=マンを失った王子エシィールは、それから数年後、半島の最先端の港ワムゼーへ向かう隊商の中にいた。傭兵に身をやつし素性を隠したエシィールは、相棒のサモリとともに国の再興を胸に誓い、再起を図るため半島を脱出しようとしていた。しかし、その町には彼の運命を大きく変える出来事が待ち受けていたのだ―。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
愁星
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亡国の王子が故国再興を諦めて商人になる話?殺すのが嫌だし兵もいないから買い戻そうってのかな?何のために祖国再興をするのか分からない。王子として生まれたから王になれなきゃヤダヤダ?国を守れなかった愚王の息子なんて元国民の前に出たら吊るされるだろ…。5年も経っているのに逃亡者を敬称で呼ぶ従者も痛い。2011/01/16
K子
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★5。色々なジャンルに挑戦する葛西伸哉の本格異世界ファンタジーの第一巻『エシィール黄金記―封剣の王子』です。 剣で戦うのではなく、「経済」で戦う主人公達を描いていきます。経済にスポットを当てているだけに、それにかかわってくるであろう世界の地理、歴史、文化等はよく描けていると思います。その反面、剣や魔法によるお決まりの戦闘シーンは無く、派手さに欠けます。だから敢えて定番的に設定したキャラクターが若干弱く感じるのは否めません。 イラストは安曇雪伸です。