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環境と文明―新しい世紀のための知的創造

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  • サイズ A5判/ページ数 342p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784757141186
  • NDC分類 519
  • Cコード C3040

内容説明

国際日本文化研究センターにおいては、2001年度から四年間にわたる「文明研究」の大型プロジェクトを立ち上げ、国内外の共同研究会とシンポジウムをつみ重ねてきた。本書は、そのうち特に「環境と文明」というテーマをめぐって蓄積された研究成果の一端をまとめたものである。今にして思うのであるが、われわれもまた世界の文明的状況と環境の諸相について、さまざまな形でそのエッセンスを凝縮して示そうと試み、論じてきたようにも思う。

目次

第1部 環境と文明―二十一世紀における日本の役割(挨拶 日本文明に課せられた宿題;基調講演 エコ・エコノミー―地球のための経済を構築する;パネル・ディスカッション エコ・エコノミーがつきつけた問い;論文1 内なる環境、未知との共存 ほか)
第2部 新しい文明の創造のために(日本文明における「強い歴史」とは―山折哲雄氏の問題提起をめぐって;「文明の交流史観」はどこへ向かうか―伊東俊太郎氏の問題提起をめぐって;稲作漁撈文明のエートスに何を学ぶか―安田喜憲氏の問題提起をめぐって;現代文明の危機をどう見るか―園田英弘氏の問題提起をめぐって ほか)

著者等紹介

山折哲雄[ヤマオリテツオ]
1931年、アメリカ合衆国サンフランシスコ市生まれ。東北大学文学部印度哲学科卒業、同大学院文学研究科博士課程単位取得退学。国立歴史民俗博物館教授、国際日本文化研究センター教授、白鳳女子短期大学長、京都造形芸術大学大学院長を経て、国際日本文化研究センター所長を務める。仏教を中心とした日本の宗教思想史および日本人の基層信仰を対象とした宗教文化論の研究に長年取り組み、その学問的業績は学界のみならず一般社会にも広く知られている。主な受賞歴に、京都新聞大賞文化学術賞(2001年)、和辻哲郎文化賞・一般部門(2002年)、第54回日本放送協会放送文化賞(2003年)など
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