イスタンブール―三つの顔をもつ帝都

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 398p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784757140660
  • NDC分類 226.6
  • Cコード C0020

出版社内容情報

トルコに興味のある方は必携。文化史、都市論としても秀逸!

内容説明

本書は、ビザンティウム、ビザンティン帝国の首都コンスタンティノープル、およびオスマン帝国の首都イスタンブールと、三つの名前をもつ帝都の歴史入門書である。ただし二つの世界帝国の通史ではなく、ある一都市の「伝記」、すなわち古代から今日までそこで営まれてきた人々の生活の物語である。また史跡ガイドもかねていて、この都市の生きた歴史の文脈、とりわけそれぞれの史跡が各時代の政治、宗教、文化、芸術、社会において果たしていた役割に重点をおいている。

目次

1 ビザンティウム(海峡と都市(‐前六五八年)
ギリシアの都市国家ビュザンティオン(前六五八‐後一九六年)
ローマ帝国統治下のビザンティウム(一九六‐三三〇年))
2 コンスタンティノープル(コンスタンティヌスの都(三三〇‐三七年)
ローマ帝国の首都(三三七‐九五年)
テオドシウスの城壁(三九五‐四五〇年) ほか)
3 イスタンブール(オスマン帝国の首都イスタンブール(一四五三‐一五二〇年)
壮麗者スレイマンの時代(一五二〇‐六六年)
至福の家(一五六六―一六二三年) ほか)

著者等紹介

フリーリ,ジョン[フリーリ,ジョン][Freely,John]
1926年ニューヨーク生まれ。17歳で海軍入隊、第二次大戦末、特殊部隊の一員としてビルマ戦線および中国戦線で数ヵ月を過ごす。1960年ニューヨーク大学にて博士号取得(物理学)。その後、アテネ、ボストン、ロンドン、ヴェネツィア、イスタンブールと居を移し、イスタンブールのボアズィチ大学で歴史学を教える

鈴木董[スズキタダシ]
1947年神奈川県生まれ。東京大学法学部卒業。東京大学大学院法学政治学研究科博士課程修了。1972年より75年まで、トルコ国政府奨学金留学生として、イスタンブールに留学。東京大学東洋文化研究所教授。法学博士。専攻、オスマン帝国史

長縄忠[ナガナワタダシ]
1962年東京生まれ。東京大学教養学部教養学科卒業。同大学院修士課程修了(人文地理学専攻)。国際交流基金の助成を受け、フィリピン大学ディリマン校客員助教授、アテネオ・デ・マニラ大学非常勤講師。帰国後、英語教育と翻訳業
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

rbyawa

0
a139、都市を扱った本だと時々時代が偏っているものがあるのだけれども、どちらかというと時代の変遷そのものを見たかったので配分が公平なのがありがたかった、かつて東ローマ・ビザンツ帝国の首都だったことは知っていても、それ以前のスパルタ系都市だったのは初めて知ったし、途切れ途切れには知っていたオスマン帝国の流れもこれだけ詳細なのは始めて読んだ。ビザンツの征服者であるメフメット2世の時代がやはり一番の山場だと思う、明文化はけしてされなかったけれど、やっぱりかつての文明に対する敬意ってあったのかなぁと思う。2010/10/24

りっちゃん

0
イスタンブール史概説。ビュザンティオンからビザンティウム、コンスタンティノープル、そしてイスタンブールへ。2019/01/24

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/668090
  • ご注意事項