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情報の私有・共有・公有―ユーザーからみた著作権

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  • サイズ B6判/ページ数 275,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784757101890
  • NDC分類 021.2
  • Cコード C0036

目次

ユーザーの視点
第1部 情報の私有―著作権ビジネスの場合(メディア草創期の試行錯誤;あいまい、ただし明快;著作権制度、その素描 ほか)
第2部 情報の共有―専門家集団の場合(商品化あるいは公有化;もう一つの報奨システム;情報操作、あれこれ)
第3部 情報の公有―市場に対して(公有の私有化;伝統的知識の保護と保全;ほどよいコモンズ)

著者等紹介

名和小太郎[ナワコタロウ]
1931年、東京に生まれる。東京大学理学部物理学科卒業。工学博士、情報処理学会フェロー、法とコンピュータ学会フェロー。石油資源開発(人工地震の研究)、旭化成(ロケット・エンジンおよびパケット通信網の開発)、旭リサーチセンター取締役(技術政策研究)、新潟大学法学部教授(情報法)、関西大学総合情報学部教授(情報ネットワーク論)を経て、国際大学グローバル・コミュニケーション・センター客員教授、情報セキュリティ大学院大学特別研究員、国立環境研究所客員研究員、学術著作権協会理事など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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抹茶ケーキ

0
サブタイにあるようにユーザーから見た著作権制度のあり方を考える本。基本的な提案は、方式主義の採用と保護期間の短縮・報酬請求権化。これらはレッシグとかと同じだけど、他にも著作者人格権からの同一性保持権の削除などが提案されていた。これは結構大きな提案のような気がする。学者畑の人だから、書かれている内容(論文の発表形式の変化とか)にも覚えがあったし、理系の人だからか文章が簡潔ですごく読みやすかった。2017/02/14

mashi

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ハーディンの「コモンズの悲劇」における基本的な想定には大きな誤りがあることは1990年代には既に実証的に明らかにされていて、そうした後続の研究成果についてはノーベル賞他で相応な評価もなされているし、レッシグの著作でも言及されてるくらいなのに、日本の情報法・情報政策界隈では常にその辺のことはまるっきり無かったことにして議論を展開しているのは何でなんだろう。知らないのか何か意図があるのか。常々不思議に感じています。2022/02/01

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