内容説明
本書は、シュタイナー学校での実践を経て、教員養成や教育講座で世界的に活躍している著者が、実践者だったからこその、子どもへの愛情の籠もった叙述と、知性に裏打ちされた客観性によってシュタイナー教育の全貌を描き出しています。その描き出す教育の全体像は、学校段階を越えて、時間的には幼児期とこの教育の未来への展望、空間的には地球環境にまで及んでいます。
目次
第1章 学校祭にて
第2章 子どもの発達
第3章 幼児期の教育
第4章 児童期の中心
第5章 上級学年
第6章 環境教育
第7章 教えることは学ぶこと
第8章 学校の起源と将来の展望
第9章 新たな教育的挑戦―有能さへの教育
著者等紹介
クラウダー,クリストファー[クラウダー,クリストファー] [Clouder,Christopher]
オランダとイギリスのシュタイナー学校で長年にわたって教師として勤務後、「イギリスとアイルランドのシュタイナー学校協会」や「シュタイナー教育のための欧州会議」の会長職を最近までの長期間務めるなど、欧州規模でシュタイナー教育の振興活動を牽引
ローソン,マーティン[ローソン,マーティン] [Rawson,Martyn]
イギリスのプリスマ大学で修士号と博士号を取得後、ドイツにおいてシュタイナー学校の教員養成コースを修了し、ドイツ及びイギリスの数カ所のシュタイナー学校で教師として勤務。その後、プリマス大学やシュツットガルト自由大学の講師を経て、現在は北ドイツのキールにある教員養成ゼミナールの講師として、シュタイナー学校の教員養成の実践と研究の最前線で活躍中
遠藤孝夫[エンドウタカオ]
岩手大学教育学部教授。教育学、ドイツ教育史専攻。弘前大学教育学部教授・教員養成学研究開発センター長を経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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