感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
iwri
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『人智学・心智学・霊智学』という講義でシュタイナーは人智学として感覚論を語っている。また、シュタイナーの未完成の著書『人智学』では、感覚論が扱われる予定であった。シュタイナーにとって感覚論は非常に重要な要素であったことが推察される。本書は、そのシュタイナーの感覚論の解説/入門書となっている。本書は講演形式になっているが、内容を簡潔かつイメージ豊かに語る、ズスマンのその語り方は、シュタイナーの思想を完全に内化していることが伺われる。その意味で、本書は素晴らしい本になっていると感じた。2012/06/20