アスキー新書
「正義の国」の日本人―なぜアメリカの日系人は日本が“嫌い”なのか?

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  • サイズ 新書判/ページ数 256p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784756150578
  • NDC分類 334.453
  • Cコード C1230

内容説明

2007年に米国下院議会で採択された「従軍慰安婦謝罪決議」。それを提出したのは、ある日系三世議員だった。日本人の顔を持ち、日本人の血が流れる彼が、なぜ「祖国」を非難するのか?過酷な運命を乗り越え、新たなアイデンティティを獲得しつつあるアメリカの日系人たちの姿を手がかりに、すべての「ジャパニーズ」の将来のあり方を問う。

目次

第1章 日系議員の日本非難
第2章 日本に向けられた刃
第3章 「九・一一テロ」と「真珠湾攻撃」
第4章 ふたりの日系二世
第5章 米国への忠誠、イエスかノーか
第6章 韓国系の場合
第7章 国境を越える「正義」
第8章 多様化の中の統合
第9章 ジャパニーズの将来

著者等紹介

安井健一[ヤスイケンイチ]
1960年、群馬県高崎市生まれ。1984年、東北大学文学部社会学科卒業、放送局記者となる。1988年から1996年まで政治部記者。竹下内閣から橋本内閣までの政府と与野党、労働界を取材。その後、2000年から2004年までロサンゼルス特派員。「えひめ丸沈没事件」や米国社会の「テロとの戦い」などを取材。帰国後は管理部門で働く(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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James Hayashi

27
ジャーナリスト、07年著。米国内の慰安婦像の設置は我がシリコンバレー出身のマイク・ホンダ議員に寄るところが大きい。なぜ日系人が日本非難するのか長らく疑問に思っていたが、先日読んだ「戦後秘史インテリジェンス」に概ね理解した。ホンダ元議員(前回の選挙で落選)は新左翼と思われ、日本の戦争責任の追及と謝罪要求ゆえ、従軍慰安婦謝罪要求を立案したと思われる。この本の半分ほどが日系人に関することであるが、後半は米国への移民を扱い纏まりがない。結論としては日系人とは脱日本人と思った方がいいのかもしれない。続く→2019/01/02

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